
朝はとにかく時間がない!



子どもと同じ朝食でいいの?



朝ごはんは食べた方がいい?それとも抜いた方が痩せる?
ダイエット中の朝食に悩む方は多くいます。
自分の朝ごはんまで手が回らず、ついコーヒーだけ……なんてことも。
パンやおにぎり中心で栄養バランスが気になるけど、別メニューを作る余裕はないし……。
朝食を抜いた方が痩せるのか、きちんと食べた方がいいのか判断に迷ってしまいますよね。
この記事では、ダイエット中に朝食を食べるべき理由や効果的な朝食のポイント、おすすめの食材などを解説します。記事を読めば、ダイエット中の朝食の重要性がわかり、効果的な朝食の取り方を実践することが可能です。
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ダイエット中に朝ご飯を食べるべき理由


ダイエット中に朝ご飯を食べるべき理由は、以下のとおりです。
- 血糖値の急上昇を防ぐ
- エネルギー消費量を増やす
- 筋肉量の低下を防ぐ
- 体内時計の乱れを防ぐ
- 便秘を防ぐ
血糖値の急上昇を防ぐ
朝ご飯の摂取により、食事の影響による血糖値の急上昇を抑えられます。
急激な血糖値の上昇を抑えることで、体内でのインスリンの過剰分泌を防ぎ、脂肪の蓄積や空腹時の過食を防げます。
血糖値の急上昇を防ぐポイントは、食物繊維やたんぱく質、良質な脂質や低GI食品を取り入れることです。
野菜から食べ始めること、ベジファーストも簡単に始められる方法として知られています。
朝食後の適度な運動や水分の摂取も、血糖値の安定化を促進するために効果的です。
- 食物繊維・たんぱく質・良質な脂質・低G I食品を取り入れる
- 野菜から食べ始める(ベジファースト)
- 食後に適度な運動や水分摂取をする
エネルギー消費量を増やす


朝ご飯を食べると、体温が上昇し、体内のエネルギー代謝が活性化されます。
1日のエネルギー消費が安定し、脂肪燃焼もしやすくなります。
適切な食事内容を意識しましょう。
筋肉量の低下を防ぐ
ダイエット中でも朝食を摂ることで、筋肉量の減少を防げます。
朝食では特に、筋肉を維持するために必要なたんぱく質を摂取することで、健康的な体づくりを目指せます。
朝食の効果は以下のとおりです。
- 代謝を上げて基礎代謝量を維持する
- 朝食によるエネルギー補給が筋肉の分解を防ぐ
- 筋たんぱく質の合成を促進する
朝食では、筋肉を作る材料となるタンパク質を補給することが大切です。
筋肉量維持に重要なビタミンやミネラルも朝食から摂取できます。
朝食を抜くと、エネルギー不足が生じ、空腹時の筋肉分解が進んでしまう可能性があります。
筋力が減少すると、体脂肪がつきやすく冷えやすい体質になりやすいと言われています。
毎日エネルギッシュに過ごすためにも、朝食を食べる工夫をしてみましょう。
体内時計の乱れを防ぐ


朝ご飯を食べると、体内時計の乱れを防げます。
規則正しい食事時間を守ることで体内時計がリセットされ、1日のリズムが整い、代謝が活発になります。
朝食を摂らない場合にも、抹消時計のリセットが行われず、主時計との同調が乱れる可能性があります。
私たちの体の中には、“体内時計”と呼ばれる2つのリズムがあります。
脳が管理する「主時計」は朝の光でリセットされ、全身のスタートを指示します。
一方、胃腸や肝臓などの臓器が持つ「末梢時計(まっしょうどけい)」は、朝ごはんをきっかけに動き出します。


つまり、朝食は「体のスイッチ」を入れる合図なのです。
これを抜いてしまうと、主時計と末梢時計のリズムがズレてしまい、代謝が落ちて太りやすくなる原因になります。
体内時計を整えるには、以下のポイントを意識すると効果的です。
- 朝食を決まった時間に摂る
- 朝の光を浴びる
- 就寝時間と起床時間を一定に保つ
- 夜遅くの食事を避ける
体内時計が整うと、食欲のコントロールがしやすくなります。
適切な時間の食事で消化吸収が効率的に行われます。忙しい毎日でも、朝食を摂る習慣を大切にしましょう。
便秘を防ぐ


朝食を抜かずに規則正しく食べると、腸の動きが活発になり、自然な排便リズムが整います。
特に、朝食に野菜や果物、全粒粉パンなどから食物繊維を摂ることで、便秘の予防に役立ちます。
また、朝食と一緒に水分を摂ると、体内の水分バランスを整えることも可能です。
ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品を取り入れることで、より腸内環境が整います。
朝食後に軽い運動や腹部マッサージを行うのも、便秘を防ぐために効果的です。
便秘予防は、肌の調子や全身の健康にも良い影響を与えます。
- 便秘予防には食物繊維を摂る
- 朝食と一緒に適度に水分摂取をする
- ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品を取り入れる
- 朝食後の軽い運動や腹部マッサージを行う
ダイエット中の朝ご飯のポイント


ダイエット中の朝ご飯のポイントは以下のとおりです。
- 1日の摂取カロリーを適切に抑える
- たんぱく質を十分に摂る
- 食物繊維を十分に摂る
- 食べる順番を工夫する
- しっかり噛んで食べる
1日の摂取カロリーを適切に抑える
自分の基礎代謝量と活動量を考慮して、カロリー設定を行いましょう。
朝食は1日の総カロリーの20〜25%程度を目安にするのがおすすめです。



朝食抜きしてる方は要注意です!
・代謝が下がる。
・昼食や間食などの過食に繋がりやすい。



脂肪が燃えづらくなって、逆に太りやすくなるんだね。



午前中から小腹が空いてお菓子をつまんだり、昼ごはん食べすぎたりしてるわ。
耳が痛い!!
1日の摂取カロリーを適切に抑える方法は、以下のとおりです。
- 食品表示を確認する
- 低カロリー高栄養食品を選ぶ
- 適切な量を守る
空腹感を抑えるために、食物繊維やたんぱく質を含む食品を選ぶことも大切です。
多くの人が見落としがちな飲み物のカロリーにも注意しましょう。
週単位でのカロリー管理も効果的ですが、極端な制限は避けてください。
持続可能な摂取量を心がけることが長期的なダイエットの成功につながります。
たんぱく質を十分に摂る


ダイエット中の朝ご飯では、たんぱく質を十分に摂りましょう。
朝食で20〜30gのたんぱく質を摂取すると、筋肉の維持と代謝向上に役立ちます。
卵やヨーグルト、豆腐や納豆などはたんぱく質が豊富です。植物性と動物性たんぱく質をバランスよく摂りましょう。
たんぱく質の効果は以下のとおりです。
- 満腹感を高める
- 食欲をコントロールする
- エネルギー消費を促進する
- 筋肉量を維持する
たんぱく質と炭水化物を一緒に摂ると、血糖値の急上昇を防ぐ効果もあります。
朝のたんぱく質摂取は、疲労回復と集中力向上も期待できます。



午前中の仕事や家事がとても捗りますね☆
朝食には「良質なタンパク質」を積極的に取り入れましょう。
食物繊維を十分に摂る
食物繊維には満腹感を高め空腹感を抑制する効果があり、余分な間食を控えやすくなります。
健康的な腸内環境に整える働きもあるため、代謝の促進やダイエット効果の向上に効果的です。
血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロール値を下げる効果も期待できます。
食物繊維の豊富な野菜や果物、全粒穀物や豆類などの食品を取り入れましょう。
1日の目標摂取量は20〜25g程度です。
急に摂取量を増やすと、お腹の調子を崩す可能性があるため、徐々に量を増やしましょう。
食物繊維を摂る際は、水分摂取も大切です。
食物繊維は自然な食品からの摂取が望ましいため、サプリメントに頼りすぎず、バランスの良い食事を心がけましょう。
食べる順番を工夫する


食べる順番を変えるだけで、同じ食事内容でも太りにくくなります。理想的な食べる順番は次のとおりです。
- 食物繊維
- たんぱく質
- 炭水化物
食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにし、たんぱく質は満腹感を持続させます。炭水化物を最後に食べることで、急激な血糖値の上昇を防ぎ、脂肪として蓄積されるリスクを減らせます。小さな習慣の変化が、ダイエット成功への近道です。
しっかり噛んで食べる
しっかり噛んで食べると、消化吸収を助け、栄養素の吸収率が上がります。少ない食事量でも必要な栄養を効率的に摂取できます。しっかり噛んで食べることで期待できる効果は以下のとおりです。
- 唾液の分泌促進
- 満腹中枢の刺激
- 食事時間の延長
- 口腔内の健康維持
- 顔のたるみ予防
- 胃腸への負担が軽減
- 食後の血糖値の急上昇を抑制
ダイエット中の朝ご飯におすすめの食材


ダイエット中の朝ご飯におすすめの食材は以下のとおりです。
- 玄米・全粒粉パン
- オートミール
- 納豆
- ゆで卵
- さけ
- ブロッコリー
玄米・全粒粉パン
玄米や全粒粉パンは、血糖値の急上昇を抑える効果があるため、体重管理に役立ちます。食物繊維が豊富で、腸内環境の改善や便秘予防にも効果的です。ビタミンB群やミネラルも豊富に含まれており、代謝を促進する働きがあります。玄米は白米の約3倍の食物繊維を含んでいます。
全粒粉パンも精製小麦のパンより栄養価が高いのが特徴です。腹持ちが良く、間食を抑える効果もあります。玄米や全粒粉パンに含まれるγ-オリザノールは、体脂肪の減少に効果的です。玄米に含まれるGABAは、血圧を下げ、精神を安定させる効果があります。全粒粉パンに含まれるリグナンは、乳がんのリスクを低減します。
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オートミール
オートミールは、低カロリーで食物繊維が豊富なため、健康的な体重管理に役立ちます。オートミールの主な特徴は以下のとおりです。
- 満腹感が持続しやすい
- 血糖値の急上昇を抑制する
- 水溶性食物繊維が腸内環境を改善する
オートミールにはβ-グルカンの成分が含まれており、コレステロール低下に効果的です。ビタミンB群やミネラルも豊富に含まれているので、栄養バランスの良い朝食になります。忙しい朝でも簡単に準備できるのがオートミールの魅力です。
電子レンジで温めるだけでもおいしく食べられ、アレンジも多彩なので飽きずに続けられます。グルテンフリーなので、小麦アレルギーの方でも安心して食べられます。消化に優しく、胃腸の弱い方にもおすすめです。
納豆


納豆は、高たんぱく質で低カロリーなため、体重管理に役立ちます。100グラム当たり約212kcalしかないので、カロリー制限中でも安心して食べることが可能です。食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果や便秘の解消、代謝の向上が期待できます。
納豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンのバランスを整える効果があります。糖質の吸収を緩やかにする働きがあり、血糖値の急上昇を防ぐことが可能です。納豆を食べることで満腹感が持続するので、間食を抑える効果もあります。納豆の栄養素は以下のとおりです。
- 食物繊維
- ビタミンK2
- イソフラボン
納豆は忙しい朝でも手軽に食べられるので、継続的に摂取しやすい食材です。調理も簡単で、さまざまな料理に応用できます。長期保存も可能なので、常備しておくと便利です。
ゆで卵
ゆで卵は、高たんぱく質で低カロリーです。1個当たり約80kcalしかないため、カロリー制限中でも安心して食べられます。ゆで卵は、必須アミノ酸をバランスよく含み、ビタミンB群やD、Eが豊富です。
鉄分や亜鉛、セレンなどのミネラルも含まれており、忙しい毎日を送る女性の健康維持に役立ちます。たんぱく質は筋肉を作るために欠かせません。筋肉量を保つことで代謝が上がり、太りにくい体づくりにつながります。ゆで卵の満腹感は長続きするので、間食を控えやすくなる点もメリットです。
レシチンを含むため、脂肪の代謝を促進する効果も期待できます。調理が簡単で冷蔵保存も可能なゆで卵は、忙しい朝でも手軽に摂取できます。作り置きしておけば、3〜4日は保存できるので便利です。サラダに加えたり、おにぎりの具にしたりと、さまざまな料理に応用できます。
さけ


さけは、高たんぱく質で低脂肪な特徴を持ち、体作りに欠かせない栄養素が豊富です。さけに含まれるオメガ3脂肪酸は、体内の炎症を抑える効果があります。ビタミンDやビタミンB12、セレンなどの栄養素も豊富に含まれているため、健康的なダイエットをサポートしてくれます。
さけは比較的カロリーが低く、調理も簡単です。朝食にさけを取り入れることで、以下の効果が期待できます。
- 満腹感が長続きする
- 代謝が上がる
- 筋肉の合成を促進する
- 血糖値の上昇を抑制する
焼いたり蒸したりして、さまざまな料理に応用できるので、飽きずに続けられます。冷凍保存も可能なため、忙しい朝でも手軽に取り入れられる食材としておすすめです。
ブロッコリー
ブロッコリーは、低カロリーで栄養価が高く、健康的に体重を減らしたい方におすすめです。ビタミンCやビタミンK、葉酸が豊富で、体の健康維持に役立ちます。食物繊維も多く含まれるので、お腹の調子を整えるのに効果的です。食物繊維が豊富で満腹感が得られ、たんぱく質源としても優秀です。
糖質が少ないので血糖値の急上昇を抑えられます。調理方法も簡単で、茹でる、蒸す、生食などさまざまな食べ方ができます。朝食のサラダや卵料理の付け合わせにも最適なので、忙しい朝でも手軽に取り入れることが可能です。
» ダイエットに野菜がおすすめの理由を解説
ダイエット中の朝ご飯に関するよくある質問


ダイエット中の朝ご飯に関するよくある質問に回答します。
朝ご飯を食べた方が太るのでは?
朝ご飯を食べると太ると心配する人は多くいます。しかし、実際には朝ご飯を適切に摂る方がダイエットに効果的です。朝食を抜くと基礎代謝が低下し、昼食時に過食してしまう可能性があります。朝食を摂ることで、1日のエネルギー消費量が増え、体重管理に役立ちます。
適切な量と栄養バランスの良い朝食は、血糖値の急激な上昇を防止可能です。空腹感を抑えるため、間食や夜食を防げます。朝食を摂ることで体内時計が整い、肥満のリスクを低下させます。便秘予防や腸内環境の改善にも効果的です。筋肉量の維持や代謝を高く保つためにも、朝ご飯を適切に摂ることが重要です。
プロテインを朝ご飯にしてもいい?


プロテインを朝食に取り入れることは問題ありません。たんぱく質の摂取で代謝が上がり、筋肉量の維持に効果的です。忙しい朝でも手軽に準備できるので、時間の節約にもなります。
カロリーコントロールをしやすいのもメリットです。空腹感を抑える効果もあるため、過食を防ぐ助けになります。ただし、栄養バランスを考えることが大切です。プロテインだけでなく、他の食品と組み合わせて摂取しましょう。高品質なプロテインを選ぶことも重要です。
消化吸収が良いので、朝の胃腸への負担が少ないのも魅力です。運動前に摂取すれば、効果的な筋肉づくりにつながります。過剰摂取に注意し、適量を守って摂取しましょう。
朝ご飯に砂糖入りの飲み物は避けるべき?
朝ご飯に砂糖入りの飲み物は避けるべきです。ダイエット中の方には特におすすめできません。血糖値を急激に上昇させるため、インスリンの分泌が促進され、体内で脂肪が蓄積されやすくなります。空腹感も早く訪れるため、過食につながる可能性があります。砂糖入りの飲み物の問題点は、以下のとおりです。
- カロリーが高い
- 栄養価が低い
- 必要な栄養素を摂取できない
砂糖入りの飲み物はダイエットの妨げになる可能性が高いため、水や無糖のお茶、コーヒーなどを選びましょう。フルーツジュースも天然の糖分を含むので注意が必要です。
まとめ


ダイエット中に朝食を摂ることは、血糖値の安定や代謝促進、筋肉維持など多くのメリットがあります。カロリーやたんぱく質、食物繊維のバランスに気をつけ、玄米やオートミール、納豆などの食材を取り入れましょう。食べ方や順番にも注意を払うと、より効果的なダイエットにつながります。
朝食を摂る習慣をつけることで、1日の食事管理がしやすくなり、健康的なダイエットを続けられます。プロテインや飲み物の選択にも気をつけ、自分に合う朝食スタイルを見つけましょう。